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2011年11月26日土曜日

げに仏陀は 百劫(ひゃくごう)にも 会うこと難し 五木寛之さんの「ブッダ最後の旅 13」

題 : 「げに仏陀は 百劫(ひゃくごう)にも 会うこと難し」
                五木寛之さんの「ブッダ最後の旅 13」

ナレーション: 悟りを開いてから45年の間、苦しみの海に沈む人々
     を導き続けた仏陀。
      病と如何に向き合い、老いをどう受け入れ、そして、死に
     どう臨むのか、仏陀は、最後の旅で身をもって示しました。
      仏陀の遺体は、クシナガラで荼毘にふされました。
      その遺骨は、仏陀にゆかりの深い8ヶ所に分骨され、それ
     ぞれストゥーパに納められました。
      大パリニッバーナ経は、この様に締めくくられています。

        その遺功によって、
        この豊かな大地は、
        最上の供養物をもって飾られているのである。
        この様に、
        この眼のある人(=ブッダ)・仏陀の遺骨は、
        よく崇敬され、
        種々に、
        いとも良く崇敬されている。
        最上の人々によって、
        この様に供養されている、
        合掌して、
        彼を礼拝せよ。
        「 げにブッダは 
             百劫(ひゃくごう)にも
                     会うこと難し 」
                              (完)

(参 考)五百塵点劫: (ごひゃくじんてんごう)とは、法華経
     如来寿量品で、釈迦の成道の久遠をたとえた語である。
      正しくは五百億塵点劫である。
      法華経の如来寿量品第16に、「今の釈迦牟尼仏は、
     釈氏の宮を出でて伽耶城を去ること遠からず、道場に座し
     て阿耨多羅三藐三菩提を得たりと思えり。
      しかし、われは実に成仏してより已来(このかた)、無量
     無辺百千万億那由他劫なり」とあり、
      続けて「たとえば、五百千万億那由他阿僧祇の三千大千
     世界を、仮に人ありて抹(す)りて微塵となし、東方五百千万
     億那由他阿僧祇の国を過ぎて、すなわち一塵を下し、かくの
     如く、この微塵が尽きんが如き(無くなるまで)、東に行くとし
     たら、この諸々の世界の数を知ることを得べしや、不(いな)や」
     と弥勒菩薩に質問している。
      これは、化城喩品第7にも同様の記述がある。
      「たとえば、三千大千世界のあらゆる地種を、仮に人ありて
     磨(す)りて墨となし、東方の千の国土を過ぎて、乃ち一点を
     下さん。大きさ微塵の如し」
      この化城喩品のたとえ話を三千塵点劫と称される。
      これに対し、寿量品(本門)の「五百千万億那由他阿僧祇」
     を、五百(億)塵点劫と称して、化城喩品(迹門)の三千塵点
     劫よりもはるかに長遠であるかが示されるようになった。
      法華経における釈迦成道は「われは実に成仏してより
     已来(このかた)、無量無辺百千万億那由他劫なり」と
     説いており、経文の記述に素直に従うならば、この五百
     塵点劫はあくまでもたとえ話として出されただけであって、
     釈迦が成道した時ではない。
      また化城喩品の三千塵点劫も、たとえ話として持ち出され
     た話に過ぎない。
      しかし日蓮は、『釈迦御所領御書』などで、「過去五百塵点
     劫より、このかた、この娑婆世界は釈迦菩薩の御進退の国土
     なり」などと、五百塵点劫の言葉に開近顕遠の意味を持たせ
     たことから、釈迦が本当に覚った時と解釈されるようになった。
      なお一般的に、釈迦はインドで生まれ菩提樹下で成道した
     とされる。
      これを伽耶始成、また始成正覚というが、法華経においては、
     釈迦はそのようなインド応誕の仏ではなく、本当は遠い過去に
     成道していた、と打ち明ける。
      これを久遠実成をという。
                      (Wikipediaより)

     字幕:NHK 第一集 ブッダ最後の旅 インド
     語り:高橋美鈴
     朗読:長谷川勝彦
     資料提供:『ブッダ最後の旅」中村元訳
           増上寺
           文芸春秋
           中本徳豊
     ディレクター:正岡裕之
     制作総括:  山本辰也
           菊池正浩

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