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2013年3月1日金曜日

安倍政権の原点

題: 安倍政権の原点
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[ 安倍元総理の日本国民に訴える【2】西部ゼミ2012年1月21日放送 ]
http://www.youtube.com/watch?v=MD8Wwm9PzkU
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今、活躍されている安倍総理の原点があるYouTubeです。
何度も聞き直したりして作りました。
ご覧になりながらお読みください。
ーーー以下:概略メモーーーーーーーーーーーーーーーーー
[西部邁(すすむ)ゼミナール] 2012年1月21日放送
話者:安倍晋三(第90代内閣総理大臣)
    1954年(昭和29年)生まれ、山口県出身。1977年(昭和52年)成蹊大学法学部政治学科卒。
   西田昌司(自由民主党参議院議員)
    1958年(昭和33年)京都市生まれ。1981年(昭和56年)滋賀大学卒。(著書)「保守誕生・日本を陥没から救え」(ジョルダンブックス)ほか。
   小林朝子(女優)
    壌晴彦氏主催「座」一期生、デビュー作「身も心も」(荒い晴彦監督)、舞台、映画、テレビ、CMにて活躍中。
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(小林氏):先週に引き続き、安倍総理が、日本国民に、所信
を訴えかけます、
 今週の話題は、(テーマは)、デフレ経済を克服せよ、
 マーケット、つまり、市場の暴走を許すなということです。
 (デフレの克服と市場への規制)、
(西部氏):実は、デフレと言うのは、価格が、継続的・持続
的に低下して行く状態を指すんですね、
 経済にとって恐るべきこと・状態、
 僕が社長になって、物を作ろうと資材を買って、人を雇っ
て、作っていく、
 そして、半年経ったときには、売り出そうとすると、その
製造期間の経過の内に、
 予想した売りたい価格よりさらに下がっている、
 だから、その様な事を感じ取ったら、思ったら、ものを作
ろうと思うとき、
 損するだけだからという思いが出て来る、
 だから、今、物は作りたくない、人を雇いたくないになる、
 原材料も買いたくない、縮小経済に入っていく、
 これが平然と、もう、何年もね、
 難しいことだけども、解決せねばね、
 本当に、我々の胃袋に差し支える話だ・問題なのだ、
・・・ということすら、今の民主党政権はボアーンと過ごして
いるのですね。
(西田氏)だから、今、やらなければならないのは増税でなく
て、今まず、デフレを止めなければ、緩やかなインフレ状態に
しないと駄目だと、
 これは、日銀の総裁の白川さんも、私が、参議院の質問をし
た時に言っているんですよ、
 価格の安定というのは、物価の下がるデフレでなくて、緩や
かなインフレ状態ですと、
 今、それではないんですから、
 戻してですね、経済がキチンとした形となって、初めて、増
税の話ができるんですが、
 いくら言っても、彼らは、税金がないもんだから、増税しな
くてはならないと、
 彼らは、だいたい、政権取る時までは、財源はいくらでもあ
ると言っていたのが、
 政権取ったら、今度はですね、無いのが分かったと、
 自民党さんも与党の時は、税金を上げなくてはならないと言
っていたのだから、一緒にやらなければいけないでしょうと、
 何を言ってるんだですよね、
 ・・・(間奏)・・・、
(西田氏)だから、彼らはでたらめを言っているし、やってい
るんですが、ここをですね、ちゃんとしなければいけないんで
すけれど、
 自民党の中でも一部ね、この頃、正しいことを、民主党も言
い出して来たから、足、引っ張っちゃいけないとかね、
 まあ、世論的にもそういうことを言う、解説する人もいるん
ですけれども、
 彼らは、もともと、初めから間違ったこと、でたらめを、分
かっているのか、分からずか知らないけれども言ってて、それ
自体が問題なんですから、
 その後、それが間違ってたという反省も無しにですね、今度、
正しいことをやりますから、どうぞやって下さいなんて言うこ
とは、はじめから議論をしても、すること自体がモラル違反で
すよね、
 そもそも、ですから、そういうことも含めて、指摘しておか
ないと、問題の話が、ずれてきて分からなくなるんですよね、
(西部氏):この番組でも何度か、いわゆる、TPPを議論たん
ですけど、
 TPPというのは、要するに、アメリカを中心に、アメリカと
日本を中心にして、アジア諸国、南米も入っていますけれども
ね、
 自由貿易主義とでも言うべきものを、それを徹底させるとい
う、
 賛否は簡単に述べようとは思わないけれども、
 僕は本当は、反対なんだけどもね、
 それを言おうとはしないけれども、簡単に言えば、これ以上
自由貿易を進めるとね、
(自由貿易が過ぎれば国内需要は冷え資本逃避)、
 要するに、安い品物が流入してきて、そのつながりで日本国
内のね、競争の結果として、賃金なども安くなって、国内需要
がね、さらに、冷え込んで、
 そうすると、国内の資本が、いわゆる、「資本逃避」と言っ
て、外国へ出ていく、常にどんどん進んでいますけれども、
 これまで以上に加速度的にね、国内産業は空洞化して行く
と、
 それに対しての反論としてね、輸出税がなくなればね、どん
どん外国に輸出できるじゃないかと言うけれども、
 圧倒的に日米関係なもんですからね、
 アメリカに対して輸出が増えるかと言えば、御存じのように
ね、アメリカは、いわゆる「ドル安政策」、あるいは「輸出拡
大政策」という形でね、
 (TPP参加で輸出は増えず、アメリカのドル安政策)、
 為替政策、金融政策、その他で、簡単に、
 自動車税で言えば、5%の輸出税が、かかっているけれども、
 それをドル安が進めば、輸出税を廃止した意味が全く無くな
るっていう、
 戦略的に、貿易戦略としてドル安、輸出倍増政策を、アメリ
カがとっている時にね、
(デフレ脱却に寄与しない、アメリカの戦略は輸出倍増)、
 輸出税の廃止は、日本のデフレ脱却に、ほとんど何も、日本
への寄与は、まったく、何もしないだろうと、
 それどころか、
 すでに、現地生産はね、産業を中心として、どんどんアメリ
カだ、アジアだと、広がっているんだと、
 そして、最後に、
 これは、単に、農業・その他の問題だけではなくて、
 日本の司法とかですね、医療とかね、様々なものを、アメリ
カ的なシステムに改変するという、
 平成の、いわゆる、平成改革、構造改革が狙っていた、日本
国家のアメリカナイゼーション、
 戦後、音を立てて進んでいったプロセスの、いわば最終仕上
げがね、今、現われているんだと、
 国家の自立とか自尊に、こだわる者としては、大声あげて反
対しなくとも、もうちょっとしっかりした議論が必要じゃない
かと、思われる時ですね、
 安倍さんは、自民党の総裁ではあられないのですがね、
 新聞はよく報道してませんですがね、
 即聞するに、自民党すらがね、
 この問題については、非常に、その足並みが乱れていると、
 (TPPで司法・医療様々の分野がアメリカ的なものに改変)、
 いずれまた、政権に復帰する政党として、問題じゃなかろうか
と思うんだけれど・・・、
(安倍氏):西部先生が、今、おっしゃったのは、グローバル
経済はね、どう考えるかという問題ですね、
 グローバル経済というのは、良い様なんですけども、例えば、
ヨーロッパのギリシャの危機がですね、世界の雇用問題にすら
なってくる、危機がおよびますからね、そういうものなんです
が、
 そこで、グローバル経済になったルールを、使わなければい
けませんから、
 誰がルールを支配するかと言えば、
 それは結局、アメリカという事なんですが、
 そこでですね、私たちの基本的な考え方というのはですね、
 基本的には、日本は生産性が高いですから、人口が減少して
行くという中で、更に、生産性を高めて行く上においても、市
場を確保する上においても、自由な貿易環境というのは、日本
にとって良い自由な貿易環境というのは、もちろん、日本にと
ってプラスなんですが、
 経済交渉というのは、やっぱり、個別な話なんですよ、個別
で勝ち取る事ができるかどうかという勝負ですね、
 今ね、勝負は非常に厳しい状況になってしまったんですね、
 アメリカとの関係で、
 普通はね、アメリカといえども、TPPぐらい自由な政策は、
アジアと太平洋の経済政策の柱みたいなものですから、
 日本に、こういうのをやるから、TPPやるから、日本はどう
考えていますかと、外に出さずにね、
 俺の所は砂糖困るけれども、あんたんとこ、米と何が困るの
と、細かな話をするんですね、
 その上で、もし、首脳会談があったり、あるいは、外務大臣
クラスの会談があればね、やっぱり外に出さずに、本音を話す
んですけれども、
 今度は、全くそれをやらずに、いきなり、オバマ大統領が、
日本にやって来て、TPPをドーンと打ち上げて、これ見よがし
にやったというのはね、
 やっぱ、インド洋から撤退しちゃって、日米中は正三角形だ
と言ってね、普天間の問題についても、合意をひっくり返した、
ある程度はアメリカは、これ見よがしにドーンとやったと思う
んですよ、
 あわてた菅直人が、すがったんですよね、すがってTPPやる
からと、外交交渉はね、すがったら終わりなんです、
(普天間の合意ひっくり返し此れ見よがしにTPP)、
 男女の関係もそうです、(その通りの声)、
 ドンドン向こうは高飛車になってくる訳なんですよ、
 だから、TPP交渉をいくらやってもいいけど、
 関税の聖域撤廃というのがあった、
 他の国に言って無い様なことを日本に言ってくる、
 まるで、浦賀に来たペリーみたいな様な事を言っている、
 しかも、今の政権は、外交で失敗して、後ろめたいもんだか
ら、
 これではですね、私は、まともな交渉は、なかなか、できな
いし、
 彼らは(アメリカは)、交渉に長(た)けていますからね、
 ここではたして、ここでがーっとなるか、
(関税の聖域を撤廃しろと日本だけに圧力)
 ここで大切な、ちょっと前に戻るのですが、デフレ脱却です
よね、
 これをもっと集中的にね、プライオリティーを一番にしてや
る、
 中国に、日本はGDPでね、抜かれてしまった、しょうがない
と、向こうは沢山、人口はいっぱいいるし、活力あるからと思
うのですけれど、
 しかしですね、20年間、もし、3%のインフレで、1%の
経済成長ができたら、
 1%ぐらいは実力がありますからね、
 3%インフレが伸びていればですね、今のGDPが980兆円、
中国の倍なんですよ、
 これをデフレの、日本人は実力ないと思っている方が、結構
あるにもかかわらず、
 いわば金融政策においてですね、日本銀行に帰するところが
大きいと思いますが、
 物価の安定だけで来たもんですから、こういう事になってし
まったと、
 ここはやっぱりですね、総合的に行かないと、
(各国は通貨下げる競争、サムスンはウォン安で成長)、
 各国がおっしゃったように、自分のね、貨幣を下げる競争を
しているわけですよね、
 アメリカは、ドルを売りまくっているし、
 ウォンだってね、ウォン安を維持する、だからサムスン強い
のに、
 (日本は)、それをやらずにですね、それをどんどん国を裸
にしていくというのがありますよね、
 だから、驚くほど戦略なしに行こうとしているという恐ろし
さがあるのかなーと、
 ・・・(間奏)・・・、
(西部氏):是非ねー、保守政治家に、固めて、訴えたい事は、
経済思想としてね、ものすごい重要な問題があると思うのは、
 実は、資本主義というのはね、資本ですからね、資本という
のは長期に渡って蓄積されるものですから、将来、未来へ向け
て、どういう投資を計画するかという事が出てきますでしょ、
それで将来の利益、利潤、収益をどう確保するか、
 ということは、
 未来に対する予測がね、どうしても資本主義には必要なんで
すね、
 はしょって言いますけども、
 (未来への投資計画、予測を要する資本主義)、
 IT革命論の、犯罪的な所はですね、
 (コンピューターで確率的に予測できるというIT革命)、
 未来というものを、実は、コンピューターでね、過去のデー
タを使えば、確率的だけれども、おおよそ正確に予測できると、
 ほとんど僕には、ウソ話を仕立ててリーマンショックに繋が
ってくるのですけれども、
 そのことはともかくとしてですね、
 未来はね、予測しきれないものであって、
 それ故、資本主義経済に、市場経済に、様々な危機というも
のが、
 予測しえざる困難としての危機が、訪れるもので、
 この時にはね、ITなどでは対応しきれない、
 僕は面倒だからね、NO、ナショナル・オーガニゼーション、
 国家が歴史をかけて作り出したね、共同体、それに基づく組
織体としての、ナショナル・オーガニゼーションというものが
かろうじてね、資本主義・市場経済に訪れる、頻繁に訪れる危
機に対応できると、
 (国家が歴史を掛けて作ったナショナルオーガニゼーション)、
 こうなりますと、言葉をはしょりますけれども、
 このオーガニゼーションの問題ですから、これ全体としてま
とめるのは、国家というものを、どういう風に作り上げるかと
いう事が、
 実はね、経済とね、密接と結び付いているんだということが、
 (国家をどうつくりあげるか、経済と密接に結びつく)、
 アメリカ的なエコノミストという人たちは、何一つ、分かろ
うとしない、
 僕ね、そのことを分かるのは、やっぱり、保守思想を持った
政治家なり、インテリたちがね、経済といえどもね、歴史に基
づく、共同体に基づく、組織体に基づくね、そういう土台・枠
組みがなければ、市場の安定は帰し得ず、
(歴史・共同体・組織に基づく土台、枠組みで市場が安定)、
 安定してなければ、資本というものは、結局、
 商権・賭博に入るしかなくなって、こういう風に破裂するん
だ。
 だってね、このことをね、勿論、インテリが協力しなければ
いけないのだけれども、巧みに経済政策なりにね、国策の体系
に組み込んで行く、
 これができるのは、保守思想・保守政党しかないんですね、
(経済政策・国策の体系に組み込めるのは保守思想だけ)、
 おそらくね、ヨーロッパなんか気付き始めて来ている、
 中国なんか、気付いてなんかいなくても、共産党独裁でしょ、
その意味では、中国風のオーガニゼイションがあるもんだから
ね、国策としてマーケットをあれこれいじる、動かすという事
をやっているんですね、
 多分、ロシアもそうだと思いますけどね、
 日本だって、誇張して言うとね、
 マル裸で、組織なしに、共同体なしに、国家なしにマーケット
に飛び込むのはね、これがね、ベンチャースピリットだなどと言
う戯言(たわごと)を、小さい声で言いますけれども
(組織・共同体・国家なしにマーケット飛び込む日本)、
 我が、信頼するはずの自民党すらが、経済域に入って、小さ
い声で言いますけれどもね、小泉純一郎さんの責任は・・・角が
立つから・・・、どうぞ、あなた・・・
(西田氏):結局ね、小泉さん、竹中さんで、僕は、これは、ち
ょっと犯罪的だと思っています、
 思っていますが、
 勿論、自民党の責任はあるのですが、
 結局、自民党と言うよりもね、
 あの時の、冷戦終わってからの世論ですね、
 学者はじめね、これが、そういう方向へ突っ切っていた、
 僕は、あのときは区会議員で岡目八目でずーっと見てたのは、
要は、冷戦が終わって、冷戦なしだ、アメリカだと、
 それまでは、日本は、バブルもありましたけれど、経済にお
いては、少なくとも世界ナンバーワンと言っていたのが、冷戦
が終わって、バブルがはじけて、経済も全部ですね、やっぱり
まずかったと、やっぱり、アメリカ型にすべきであったと、
 それは、何かと言えば、市場に任せて、出来るだけ公の部分
は、政府は小さくなって、減税もして、その分は、政府の支出
は置き換える代わりに、公共事業も控える代わりに、民間の皆
さん方に、好きな様にお金を使っていただければ、一番効率よ
く投資できるはずだという思想ですよ、これは、
 それが、完全に蔓延しましてね、
 実際にそれを、まあ、小泉さんの時代に、もう、議論が終わ
っているので、「やるかやらないか」と、やったんですよね、
 やった結果、どうなったかと言うと、
 結局は、国内では無くて、国外に、
(海外に投資を進め生産拠点、国内は空洞化する)、
 海外で、ドンドン事業展開して行くと、
 彼らは、儲かるのですよね、
 海外でドンドンやれると、配当も海外からも入ってくると、
 ところが国内の、結局はですね、生産拠点は空洞化して行く
んですよね、
 国内の給料が、製造業など、少なくなっていく、
 給料が減っていくと、
 給料が減っていけば当然、GDPが減りますから、
 消費も減ってくると、
 こういう悪循環が、デフレに漬かってしまってましてね、
 今、あのー、総理がおっしゃったですね、
 あのー、本当に、日本が、健全なインフレ状態であったら、
20年間で間違いなく所得倍増しているんですよ、
 これからでも遅くないので、所得倍増計画やれば出来ます
しね、
 税収も、倍以上になっていますよ、
 そして今、100兆円をはるかに超える税収が入ってますから
ね、
 今日、こんな問題はないんですけれども、
 それを方向転換するためにもね、
 もう一度、あの時の政策が、何でそういうことをやって間違
ったのかという事をね、
 一度、自民党の中で整理しておかないと、
 今度、旗振る時にね、なんだと、お前たちが、あのデフレの
元を作ったんじゃないかと言われちゃうんでね、
(安倍氏):私は小泉政権でね、一翼を担っていたんだけど、
ただまあ、デフレはそれ以前からね、始まっているんですが、
 小泉政権がやった構造改革にはですね、
 これはやっぱり、私は、全部、そのー、彼らでは無くてね、
 功罪があると思うんですが、まあいわば、公的部門ですね、
 やらなくてもいい事を沢山やっていたのが、まあ、事実なん
ですね、
 役人の天下り、そこは効率が悪い、一旦これを変えようとい
うね、この意図は良かったんですが、
 基本的にね、あん時も、私は申し上げていたんですが、改革
というのは必ず暴走すると、ある程度、暴走して戻らないとで
すね、程良い改革は難しいと、私は申し上げて来たんですけれ
ども、
(改革は暴走することも、程よい改革は難しい)、
 そこでですね、
 竹中さんの弁護になるんですが、
 あんとき、同時にですね、日本銀行にもしっかりとですね、
ベースマネーを増やして貰わないと、マネタリーベースを増
やしてもらわないと、努力をして貰わないと、
 難しいですよと、
(財政出動減らした際のマネタリーバランス取れず)、
 いわば、構造改革していく上において、公的部門の、財政
出動を減らすんだから、ある程度、それを、バランスを取って
もらいたいと、
 出来なかったら、うまくいかないんですがね、日本の場合は、
 日本銀行とハーモナイズできないという、
 ところが、同時にですね、そこで、公共事業に対する考え方
はですね、
 やはり、ある程度は積極的な財政をして来た方がですね、一
気にアクセルをふかすことは出来るかもしれないと、思います
が、
 ただまあ、同時に無駄遣いを止めながら、増やすべきところ
は増やすという両方を出来なかったという事はあるんですが、
 小泉総理はああいう、まあ、性格ですからね、スパンと行く
ということね、そういうところだったのかなと、幸い、アメリ
カが、この後、好況になったので、経済がギュッと行くことが
出来たんですが、
 あの時、もっと、デフレから脱却していたらですね、もっと、
今、財政状況だって良かったかなと思います、
(西部氏):おっしゃっていることはよくわかる、
 で、僕、こういう風に考えたらどうかなーと、主張し続けて
いるんですけれども、
 先程、僕が言ったことが、まあ、正鵠を射ているとしてね、
 マーケットと言えどもね、長い歴史的な枠組みなりね、土
台なり、方向性で、初めて安定するんだと、
(歴史的枠組み土台・方向性で安定するマーケット)、
 ですから、
 公共事業というものを、もうちょっと広く、公共活動一般
として考えれば、マーケットの安定的存続のためにもね、
 実は、
 様々な公共活動は、すなわち、医療であろうがですよ、
 なんていうのでしょうかね、
 社会保障であろうがね、
 普通の公共事業であろうが、そういうものをね、しっかりと
継続的にやり続けることがなければ、実はね、
 日経新聞なんかが言っている、日経新聞も、相当、大罪を犯
していると思っています、
 僕はね、日経新聞が言う様な形ではね、マーケットの市場活
力というのはね、長期的には活性化しないんだと、
 そういう意味においてね、これまでのね、民主主義者とか、
左翼政権、左翼主義者というのは、弱者救済の見地から社会保
障を見る、鳩山政権は、まさに、それをやったんですね、
 格差是正、
 なんかていうか、金のない人、可哀想じゃないか、
 もちろん、可哀想ですよ、
 僕だって思わないわけじゃないけれども、
 それ以上に、大事なのはね、強者のためにも、あるいは、強
者と弱者の関係をね、
(強者と弱者との関係、市場のための公共活動)、
 国家として、落ち着かせるためにもね、そういう公共活動を、
 しかも、市場のための公共活動をね、
 それが必要なんだと考えれば、それを一つだけ言えば、
 今ね、例えば、「円高だー」で悲鳴上げているけれども、
 本当は、国策の中心にね、この円高を利用して、それで、沢
山の資源なり、資材なり、なんなりを、人材なりを、要するに
外国から、買って来てね、それを使ってね、市場のための公共
的土台を、枠組みを、この5年10年でね、子孫のために作って
みせるという、そういう構想を、自民党がね、訴えればね、僕
は、あっさり、安定政権に戻ると思うんですけどね、
(市場のための公共的な枠組み土台を子孫のために)、
 どこも、表層の議論ばっかりでね、財政出動の効果はどうか
とか、景気対策だけなんですね、
(西田氏):世の中、全体が、先生、おっしゃてる様に、「何
でも市場に任せるべきだ」がですね、暴走してしまうと、
 さっきまあ、総理もおっしゃいましたけれど、
 改革も、暴走しちゃうと大変なんで、
 もう一度ですね、少なくとも平成の20年間を見るとですね、
世界的に、市場原理主義になって、日本では、それに合わす改
革がどんどん進められて、
 その結果かなりね、問題があるのじゃないかと、そこへもう
少し一つ一つですね、見つめ直すというところが必要ですよね、
 だからやっぱり、
 我々は、自民党が下野したからこそ出来るんですよね、今、
(西部氏):何故、安倍総理の様な、ごめんなさい、年長者な
もんで偉そうに言いますけれど、穏やかな人格の方はですね、
改革を始めようと、改革というのをやればね、暴走しがちなも
のだと、一々それ警戒していたら、改革が日本に進まない、
 天下りしてたら、気持ちは分かるが、僕の様な、生まれなが
らのおっちょこちょいの様な人間はね、ひたすら暴走してきま
したでしょ、そうするとね、深い人生の反省を込めて、人間ね、
思いつきのアイデアで暴走しまっくっててはね、いけないんだ
と、
(人間は思いつきのアイデアで暴走してはいけない)、
 女房にも、子供にも、友達にも、迷惑掛けるもんだと、そう
するとね、我が身の欲望を抑えてでもね、思い付いたアイデア
なり、プランなり、イメージなりをね、やはりね、英語で言う
ところの「グラディアリズム」「漸新主義」ね、
 (アイデア・プラン・イメージをグラディアリズム漸新主義で)、
 本当に、安倍総理ね、一番あっているのはね、先祖伝来ので
すよ、極めて着実なね、と思うのですけれど、御本人、言いた
くなかろうですから、先生・・・
(西田氏):本来、安倍総理がね、目指ざしておられたのは、
そういう方向だと思います、
 戦後レジームからの脱却、
 しかしまあ、
 引き受けられた状況が、ああゆう状況の中でね、切り抜けら
れてやって来られて、となかなかね、好き放題に言えない、や
れないというところがあるのですけれど、
 しかし、まあ、今、冒頭にね、安倍総理、おっしゃった、今、
このデフレ脱却が大事だと、もし、これをやっていたんだった
ら、20年間で、所得倍増できるんだと、これははっきりしたわ
けでしょ、
(税金上げるしかないと縮こまる前にデフレ脱却)、
 こういう事を、もう一度ですよ、我々・自民党側からですね、
安倍総理の様な方が、はっきりそういうことをね、国民にね、
訴えていくと、みんな何か縮こまって、先に税金上げるしか仕
方ないんだと、そうじゃないんだという事をね、やっぱりね、
(安倍氏):復興のためにもね、19兆円も支出すると、既に、
決めてますよね、
(復興対策19兆円、デフレ脱却に使ったら良い)、
 第一次、第二次、第三次と、19兆円も、折角、使うんだった
ら、デフレ脱却のために使えばいいですよね、
 (本当にそうなんですよ…の声)、
 なのに、10兆円、私たちも賛成しましたが、これスピーディ
な執行をしなければならないので、しょうがないんですが、復
興増税するというのはね、間違ってますよ、
 関東大震災の時もね、
(関東大震災復興で後藤新平、増税しないことを決めた)、
 後藤新平が、一番最初に決めたことは、「増税しない」とい
うことです、
 復興のためのエンジンとなる経済に、「足かせとなることは
一切しない」と決めたんですよね、
 高橋是清がね、復興債を出して、日銀が買い取ると、今度だ
ってやればいいじゃないですか、
 そうすると、いよいよ、インフレ期待が出て来る可能性もあ
りますよね、
 そうすると投資も起こって、
 デフレというのはね、物の値段が下がればいいと思うじゃ
ないですか、一瞬ね、消費者は、それ以上に収入が減っちゃ
うんですから、それ以上にね、
 (物の値段が下がる以上に収入が減るデフレ)、
(西部氏):民主党政権になってから顕著なんだけれども、行
政改革、政府批判、役人批判とやってね、ところがね、結果、
もたらしたものは何かと言ったら、
(行政批判、役人批判やり、役所の中枢の財務官僚支配)、
 役所のね、中心にいる、今、財務省ですか、
 つまりね、
 官僚批判の結果がね、
 僕は、財務省は敵でも何でもないんだけれども、
 財務官僚の支配で、その支配たるや、極めて古典的なね、
「入るを図って、出るを制す」と、収入を増やして、支出
を減らしたいというね、
 いかにも財務的な、ほんとせせこましい、国家の事は、
二の次、3の次に置いた、
 そういうね、行政改革、ま、結局は
(西田氏):経済成長というのは、何も、念頭に入れないん
ですよね。
(西部氏):そうなんですよ。
(西田氏):経済は、成長によってですね、税収も増えて来る
し、なるんですよ、それを無視してね、出を制して入るを図る、
それは本当、みんな、おかしくなっちゃいますよ、
(西部氏):まぁー、年寄りの繰りごと、自民党のみなさんと、
しっかりして下さいよと、だって、民主党は、みんな(国民)、
分かっているんですよ、北海道から沖縄に至る、僕は旅で行脚し
てますからね、なんですか、この政権はってね、小学校のね、
学級会でもあるまいしと、みんな、言っているんですよ、でも
ね、見たら自民党がね、ほんの数人を除けば、やる気があるんだ
か、ないんだか、朝子さん、知らないんだろうけど、そうなんで
す、という繰りごとで、次は意気軒高にやりますので・・・。
・・・(間奏)・・・、
(西部氏):第3週目はね、まさしく、自民党のせいでも、政
治家のせいでもない・・・と、言うべきなんです。
 世論ね、世論がポピュリズム・人気主義ですね、あれを潰せ、
これを壊せ、といった種類のものがね、もう20何年間、もっと
言えば66年間、荒れ狂ってんですよ、
 ですから、小さい声で言われたことがあるんです、
 今、民主主義の政治家ってのはね、本当にね、同情すべきで
あるが故にね、「応援せざるべからず」というね、
 貴方、政治家に恐怖を感じていると思うのですけれど、違う
のですよ(笑い)応援しなきゃ、どうにもならんというのが、
民主主義政治の現状なんですから・・・おわり

2013年2月28日木曜日

キリスト教の『殉教』について・・・

題:キリスト教の『殉教』について・・・
(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
.
 キリスト教徒は、
 日本において、1622年に長崎で55人が殺された。
 また、翌年の1623年に江戸で50人が殺された。
 それを、
 キリスト教は「大殉教」と言っている。
 戦慄的だと言っている。
 キリスト教は、
 その教義の故に、
 キリスト教のその教義によって、
 世界の人々を数えきれないくらい殺して来た。
 異教徒の他民族の殺戮の歴史だった。
 「異教徒は殺せ」のキリスト教の教義には憤りを覚え、
 卑劣さに怒る。
 そして、
 歴史では愚かにも、
 同じ過(あやま)ちを繰り返している。
 例えば1例、
 キリスト教徒と同行したキリスト教聖職者たちが、
 南米で、
 そして中米・北米メキシコ、
 そして、それらの離島で、
 数えきれないくらいの人たちを殺し、
 殺戮した。
 数は数百万人と言われ、
 また、千万人以上のオーダーになるとも言われている。
 なんと驚くべき人数ではないか。
 この人数に驚かないのか。
 キリスト教徒は、
 この世界で殺した方々の無念を思い、
 悔い改めない限り、
 キリスト教徒の殉教について軽々に口にしてはならない。
 また、一般的に、
 キリスト教だけが、特に、声高に
 「キリスト教徒の殉教について、
 声高に、PR的に言うが、
 これは、自らが殺戮してきた行為を、覆い隠す行為とも
 指摘されている」。
 卑劣な事だ。
 岩波新書の「インディアスの破壊についての簡潔な報告」
 ラス・カサス著をお読みください。

2013年2月27日水曜日

国民の方たちが食べられなくなった時・・・

題: 国民の方たちが食べられなくなった時、
..................政府に圧力をかけた企業の方たちは・・・
..........(利益を得るときだけの圧力団体になるな)
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.☆☆☆真を求めて 皆様とともに幸せになりたい☆☆☆
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 農家の方へは、
 日本の国民の方たちのお金で補償して差し上げればいいので
はないかと、
 日本国民のお金が使われたと仮にしても、
 国民の方々が食べられなくなったときにどうしますか? 
 受益者の経団連の企業の方達への質問です。
 本当は、
 受益者の経団連の企業の方たちが、
 農家の方達へ補償して戴きたいのですが、
 それを国民の方たちが代わってお金を支払ったとしても、
 その国民の方たちが食べるものが無くなったときに、
 受益者の経団連の企業の方たちは、
 何をして戴けるのでしょうか? 
 経団連の企業の方たちが、
 政府に圧力をかけた通りになって来たのですから、
 国民の方たちが食べ物に困ったときには、
 その時には「こういう事をしよう」という『宣言』ぐらいは
して下さい。
 ダンマリを決め込むのでしょうか? 
 経団連の企業の方たちは、
 困っている国民の方たちが食べるものを世界中から集めて来
てくれますか? 
 それは、「私たちには関係ない、政府のやることだ」と、
 また、他へ問題を転嫁しますか? 
 良いものを得たらそれで十分、
 あとは「よろしくね」ですか? 
 この問題の解決について、
 政府に圧力をかけるぐらい責任意識を持って戴きたいのです。
 知らんぷりはしないで下さい。
 利益を得る時だけの圧力団体にならないでください。

2013年2月26日火曜日

活力ある日本を、未来の子供たちに手渡すために・・・

題:活力ある日本を、未来の子供たちに手渡すために・・・
........(真を求めて 皆様とともに幸せになりたい)
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 (読売新聞2013・2・21)の「医療革新」は良い記事でした。
 この中に日本の活性化の素材があります。
 記事内容は、2011年に亡くなられた人工心臓の研究で著名な
桜井靖久・東京女子医大名誉教授の遺品を整理していた時に、
 岡野光夫・同大先端生命科学研究所所長は、恩師である桜井
教授の研究室から見つかった古い絵を見て驚嘆したとの事。
 それは、今・現在、活躍する「米国製の医療の手術ロボット
『ダビンチ』とそっくりだったからとの事。
 今・世界で実績が上がって脚光を浴びている医療技術との事。
 それも、桜井教授が絵を作成したのは1970年代末との事。
 今から約40年前である。
 その医療ロボットの部品には、日本製のものが多く使われて
いるとの事。
 まったく、おしい話である。
 記事でも「折角のビジネスチャンスを逃している」と記して
いるが、まったくその通り。
 日本の活性化の為にも、是非、日本の技術のものにしたかっ
た。
 この様な事は多いと予測される。
 経験からも言える。
 ここについて、特許庁に骨を折って貰わなければならないと
考える。
 つまり、今、特許庁は「アイデアが出願された以後の業務を
されています」が、(これで良いのですが)、特許庁に「出願
以前の業務」を出願以後の業務と同じ比重で、「新たな業務と
して」やって戴きたいと思います。
 たぶん、桜井教授は「良いアイデアだからこそ埋もれさせた
くない」という気持から、国際会議などでアメリカに行った折
に、これはというアメリカの研究者に話をした可能性はあると
思います。
 それは、社会の発展に寄与したいと常に考えている研究者に
は良く見られる行動です。
 桜井先生の構想がどのレベルまで達していたかは分かりませ
んが、実現可能性が高い「グッドアイデア」ほど埋もれさせて
しまうのは勿体ないと、他の研究者に話をされる可能性は高い
です。
 故に、この点について、特許庁の骨を折って戴きたいのです。
 新たな組織を特許庁の中にしっかり作り、人員と予算を十分
配分して戴きたいのです。
 まず、特許庁は、日本の大切な重要な研究者に啓蒙する仕事
が生まれます。
 「日本の活力を生み出すため『あなた方のアイデアは日本の
技術になる様にご協力ください』と。
 なかなか、啓蒙は行き渡らないものです。
 地道な息の長い、常時の仕事になります。
 しかし、これが大切なのです。
 『日本の技術とする』というところを、『本当に心から理解
してもらうこと』が大切です。
 常に、研究者と接する大切さです。
 次が「そのアイデアの受け皿」です。
 ここには官民の組織のネットワークが出来ていると素晴らし
いと思います。
 ここに開発銀行やベンチャー企業も参画し、また、育って行
くと考えます。
 研究も最終に至り、特許出願の話も出て、ここで出願の戦略
などに特許庁が参画し、指導し、特許出願の特許庁の指導があ
れば素晴らしいと思います。
 啓蒙は、特に、大変な仕事になると思いますが是非しっかり
やって戴きたいと思います。
 この時に、新たな「グッドアイデア」の掘り起こしもできま
す。