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2011年8月27日土曜日

彼我の差をつけること

題 : 「彼我の差をつけること」

 仏教において「阿弥陀如来の下では、誰もが等しく極楽に迎えら
れる。
 そんな命の平等性、救済の平等性が、平等院の名には込められて
いる」。
 ここに訪れる西欧人は、市民革命のはるか前の日本にそんな言葉
が存在していたことに驚くとのこと。
 (西欧の市民革命より約600年から750年以前という、はるかなる
以前)。
 これは「人々を現世の苦しみから解放したいという為政者として
の安寧の使命感から」。    (参考:日経新聞2010・8・29)

 (参考:平等院の創建、1052年 wikipedia):関白藤原頼通は
永承7年(1052年)、宇治殿を寺院に改めた。これが平等院の始ま
り。
 (参考:市民革命 wikipedia):市民革命の代表的なものは、
イギリス革命(清教徒革命・名誉革命)、アメリカ独立革命、フラ
ンス革命など。清教徒革命(1641~1649)、名誉革命(1688~16
89)、アメリカ独立革命(1775~1783)、フランス革命(1789,
1794)

 これに対し、一神教のキリスト教の教義は、唯一神を頂点にした
ヒエラルキー=序列の世界。
 神と信徒との間に聖職者を位置づけ、聖職者が天の上意を信徒へ
伝える下達する。
 そこには、多様な中で、その各々が光り輝く個性・特性があると
いう、各々の特性を認めるという平等的、多神教的な教えは無い。
 この様な不平等さは、現代社会にも根付き、問題となっている。
 この問題について、ハーバード白熱教室で有名なマイケル・サン
デル教授は以下の様に言う。   (参考:日経新聞2010・9・1)

 《紹介》: 政治哲学者マイケル・サンデルさん
1953年生まれ。ハーバード大学教授。2002~05年大統領生命
倫理評議会委員。「正義」の講義は同大史上最多の履修者数
を誇る。著書「これからの『正義』の話をしよう」が日本で
もベストセラーに。

 (「彼我の差をつける」キリスト教の教義
                 ・・現代の識者は否定する)
《概要》:
 何が正義か、正義とは何か 語り合おう
 ・・米国、リーマン・ショック後の金融危機
 ・・多額の納税者のお金が使われた。
 その税金からボーナスをもらう役員までいた。
 このことは国民の間に、不正がまかり通っているという強い感情、
道徳的な怒りを広げた
 ・・背景に格差、貧富の差の拡大が。
 不平等の増大が正義、あるいは正しい社会とは何かという重要な
問題を提起し始めた
 ・・政治に求められるのは何が善良な生活かを論じる姿勢
 ・・貧困や不平等が、なぜ道徳的にいけないのか、公の場で熟議
を行うべき
 ・・過去、生きる価値や正義、社会の共通善といった「真の政治
的議論」が、経済的議論に押しやられて来た
 ・・その論議は、何が正しい社会か、善き社会かは教えてくれな

 ・・共通善を探らなければならない
 ・・米国オバマ大統領は、問題解決に道徳的・宗教的信念が必要
だと説いた
 ・・だが、国家が特定の善き社会を構想し、押しつけるのは危険
でもある(後段のブッシュ元大統領のイラク侵攻の現在の状況を参
照下さい)
 ・・市民一人ひとりが何が正義かを考え、語る事が重要
 ・・政治に道徳的な考えが持ち込まれるとき、往々にして過度な
ナショナリズムやノスタルジーをはらむ危険が生じる。
 最大の防衛策は、市民が公の場で、健全な議論に根ざした言説を
作り上げること
 ・・政治が与えるのを待っていてはいけない。
 市民の側から良い政治を要求するのだ
 ・・メディアも広く議論の場を提供する責任がある
 ・・哲学を学ぶ最良の学校は、夕食の食卓だ
 ・・正義をめぐる議論は哲学者だけのものではない。
 わたしたちの日常の営みの中にある
 ・・(市民一人ひとりが自らの道徳に照らして考え、語ること。
 それが混迷する社会を希望に導く)(また、異を認めない。「異
教徒を殺せ」のキリスト教の教義。
 その異の多様性を容認できない教義は間違い。
 どの様な理由があろうとも、自己の価値基準・教義で相手を殺
す・抹殺するのは間違い)
 小生の別の投稿文「悲惨な戦争は無くせないでしょうか 切なる
希望について」において記したブッシュ元米国大統領が、キリスト
教の支持者の希望により、また、「イエス・キリストの夢を見た」
と開戦の決断をしたイラク戦争。
 また、キリスト教には「(キリスト教の)神の義によれば、人を
誅しても良い」の教義があるが、本日、米国オバマ大統領は「イラ
ク戦闘任務 終結宣言」をした。 
7年5ヶ月に及ぶ戦いは米軍に4400人もの戦死者を出し、中東の
政治秩序を揺さぶった。
 (また、この米軍の若い方々の尊い命の何倍にも相当する、戦争
と何ら関係のないイラクの尊い命を無くされた方々を忘れてはな
らない)          (参考:日経新聞2010・9・2)

 《概要》:(悲惨な状況は今も続いている)。
 「イラク政府は1日、8月のテロや攻撃によるイラク人死傷者が4
26人だったと発表した。
 この2年間で最悪規模だった7月の535人(イラク政府発表)は下
回ったものの、依然として治安回復の途上であることを示した」
 ・・米国だけで7000億ドル(約58兆円)を超えた戦費は米経済へ
の重荷になり、リーマン・ショックの伏線となった(今なお日本や
世界を苦しめている経済の発端)
 ・・米同時テロへの憤激がもたらした安易な開戦
 ・・戦争に参加した述べ100万人の兵
 ・・厭戦ムード拡大・・オバマ政権は昨年、「同時に2つの大きな
戦争を戦える戦力を備える」という米国の伝統的な2正面戦略の放棄
を決めた
 ・・実際には1つの戦争すら今の米経済には重荷だ
 ・・イラクが安定するかどうかは中東全体の安保環境に左右され

 ・・米誌アトランティックの最新号が「イスラエルがイラン爆撃
を準備中」と報道。
 米軍が減ることで生まれる「支配の空白」を懸念するイスラエル
の暴走
 ・・中東諸国、力学に変化
 ・・イランやサウジ、影響力拡大狙う可能性
 ・・米軍戦闘部隊のイラクからの撤収は中東諸国の力のバランス
を変えかねない。
 隣国イランが影響力を増し、イランを警戒するサウジアラビアも
介入姿勢を強める可能性がある。
 「極めて危険だ。イラクは周辺国のゼロサムゲームの舞台になる」。
 イラクのジバリ外相は8月、米戦闘部隊撤収後のイラクが勢力争い
の場となる事への懸念をあらわにした
 ・・イラク国内では「イラクの政治勢力や民兵組織への支援を通
じた周辺国の主導権争いが激化する可能性がある」との警戒が強ま
っている。
 

2011年8月26日金曜日

幸せを感じた 話


 幸せを感じた話 :

   町をゆっくり
        考えながら
             歩いていると、
     どこからともなく
             可愛い幼い子の声。

     「あーぅあーぅあーぅ」。
                リズムもある。
     ゆっくりした、
          可愛いその声は
              近くに聞こえている。
                 そして、
                    近づいて来ている。
  
    幸せな図は その後に見られた。

    すれ違った男の人の
             背に
                可愛い声の主は居た。

    小さい幼子は
          お父さんの背に
                すっかり隠れていた。

    お父さんの背で
           背負い帯の中で
               大の字になり、
                     顔を上に向け、
    お父さんの
         ゆったりした歩みの
                  リズムと、
             背負い帯の
                  クッションが
      幼子に
          心地よいリズムと
                  揺れを与え、
      父の背に居る
               安心感と共に、
         この可愛い
              心地よい声は
                    発せられていた。

    そして、
       その声は
           父へ語り掛ける様にも聞こえ、
                父と子の会話・
                     心の通い合い
                         と共に
           声は
              遠ざかって行った。

       幼子の
           心からの満ち足りた声の
                     余韻が残った。

     行き着いた
           先で、
             その事を話すと、
                 ひと頻り
                    話が持ち上がり、
         みんなで幸せな
                 気持ちになった。

2011年8月25日木曜日

悲惨な戦争を無くせないのでしょうか。切なる希望について。

 題: 悲惨な戦争を無くせないでしょうか。
                  切なる希望について。

 拝 啓
 下記は、番組を提供された企業様とその番組に出演された女
優様へ 送信したメールです。
 是非、御一読 賜りたくお願い申し上げます。
 尚、下記において、番組提供の企業(○○と標記)と出演され
た女優(☆☆と標記)、及び放送した放送局(□□と標記)は匿
名とさせて戴いて居ります。        敬 具
          《 記 》 
 ○○株式会社様
 拝 啓
 下記は、貴社提供のテレビ番組(□□チャンネル、地球街道「
長崎街道、憧れの教会」)について、☆☆様へ送信したメール
です。
 御多忙とは存じますが、是非、御一読 賜りたく お願い申
し上げます。                     敬 具
           記
 ☆☆ 様
 拝 啓
 御活躍のご様子、何時も拝見させて戴いて居ります。
 本日(10月18日)午後10時30分からの□□チャンネル
「地球街道(長崎街道、憧れの教会)」を拝見させて戴きまし
た。
 この番組は、今回の様に、「キリスト教徒によるキリスト教
を美しく見せる番組」を度々放送しております。
 これに比較して、仏教関係は皆無の状況です(公共放送とし
て公平性の無い偏した現況です)。
 また、キリスト教は『(キリスト教の)神の義によれば、人を
誅しても良い』との教義から「人をあやめる行為」を残念ながら
行って来て居ります。
 (この悲惨な事例は、いにしえから長い歴史と共に数知れず
あります)。
 近年では、ブッシュさんがイラクで(多くのアメリカの青年
が亡くなっております。
 また、本戦争に関係のないイラクの多くの方々も亡くなられて
おります)。
 そして、次期米国大統領候補の方々は、いずれの方もイラクの
悲惨なこの戦争の中止を意思表明して居ります。
 ブッシュさんの支持母体のキリスト教徒の希望により行われた
(上記の教義の論理から行われた)この戦争は「悲惨な結果」を
もたらしただけでした。
 ブッシュさんのお父さんも、中近東の湾岸戦争で、今回と同様
に、支持母体のキリスト教徒の希望により同じ行為をして居り
ます。
 キリスト教は、いにしえの古代の十字軍もそうですが、上記の
教義により、可哀想な多くの方々を残念ながら作ってまいりま
した。
 この教義は間違っておりますという声を、是非、上げて戴き
たくお願い申し上げます。
 また、キリスト教に偏する番組作りをしている本番組へ、公共
放送として公平性のある番組作りになる様、お力をお貸し戴けれ
ばとお願い申し上げます。            敬 具
 ーーー(以上を送信させて戴きました。以下は御参考として
付記させて戴きました)ーーーーーーーーーー
(参考)テレビに於ける公開討論において、米国大統領候補の
いずれの方も、直ぐ撤退するか、否かの意見の違いだけで、両
候補とも撤退の意見となっております。
 ☆ 己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり。
 ☆ 以和為貴・・・(和をもって貴しとなす)。
 ☆ 一切衆生、悉有佛性 :
  (いっさいしゅじょう、しつうぶっしょう)・・・この世
のあらゆる生きとし生けるものは、ことごとく皆、佛性(佛の
性質・佛と成り得る資質)が備わっています。
 そうした生きとし生けるものでもって宇宙は構成され、すべて
(万物)が繋がり、時は流れています。
 そのつながりの中で育んで行きましょう。
 [参考比較] キリスト教の人間生来の 原罪 : 原罪(
げんざい)とは、エデンの園において人類の始祖であるアダムと
イヴが最初に犯したとされる罪、およびその罪が人間の本性を
損ね、あるいは変えてしまったため、以来人間は神の救い・助け
なしには克服し得ない罪への傾きを持つことになったという、
キリスト教の多くの教派において共有される思想。
 (ここを原点として、信じなければ救いを拒否し、切り捨て
るというキリスト教がある)
☆ 真実の声 :
 すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。 
 己が身にひきくらべて、
 殺してはならぬ。
 殺さしめてはならぬ。 
             ・・・ 仏典『ダンマパダ』より

2011年8月24日水曜日

アフリカの国・カルタゴ 「 唯、自由に生きるために戦った 」

 題: アフリカの国・カルタゴ 
          「 唯、自由に生きるために戦った 」

 その昔、
 ローマの国 と カルタゴの国 とが
 百年余りにわたって
 西地中海の覇権を争って
 三度の大戦争を
 繰り返した

 カルタゴが
 歴史上 存在していたのは、
 紀元前9世紀末から
 前2世紀半ばまでの 約750年

 大商船隊を擁して
 世界の富を得た

 カルタゴの隆盛は、
 軍事力の 隆盛では なかった

 国民軍を ほとんど 持たなかった

 カルタゴは、
 その歴史の初めから
 軍事力で権勢を得ようと 思ったことは
 一度もなかった

 豊かな財政力に物を言わせて、
 必要な時、
 傭兵隊を募集し
 編成しただけであった

 外交のつながりが
 カルタゴの 防衛の
 基本線であった

 西地中海に覇を握り
 東地中海にまで 雄飛しようとしていた
 ローマには
 このカルタゴが
 邪魔であった

 特に
 歴史の最後の 百年間は、
 ローマにとって宿敵で
 反カルタゴをとなえれば
 愛国者となった

 「カルタゴを滅ぼせ」 が
 愛国者の合言葉だった

 ローマの保守的政治家、
 タカ派の大カトーは
 特に 尖鋭的だった

 紀元前149年
 ローマの カルタゴ殲滅戦が 始められた

 恭順の意を 示したカルタゴを
 ローマは 容赦しなかった

 カルタゴは、
 徒手空拳で 3年間
 絶望的な
 抗戦をした

 ローマのカルタゴ撃滅と
 破壊は
 史上稀に見る 残酷で
 非人道的な
 ものであった

 カルタゴの 跡地は、
 町はおろか
 一木一草も 残らずに
 きれいに
 整地 された

 最後まで
 抵抗して
 生き残った
 5万の男女は、
 一人残らず
 奴隷に
 売られた

 旧農地は、
 そこに
 作物ができないように
 塩が
 まかれた

 カルタゴの
 人たちは、
 ローマの 侵略軍の
 総攻撃を前に
 最後まで
 血みどろに なって
 戦った

 それは、
     自らの覇権のためではなかった

     唯、自由に生きるために戦った

 他国に
 迷惑をかけず
 経済的な活動で
 世界をつなぎ合わせる仕事を
 遂行するための
 戦いであった

 ローマ人は、
 自分たちの戦争を
 常に
       「 正義の戦争 」 と言い
       『 聖戦 』 と 称し続けた

 自分たちの戦争は、 侵略戦争ではない と
 理屈を
      ごね続けた

 ローマの戦争は  ローマの神々の戦い であり、
 絶対不敗の 聖戦 だと
 主張し 続けた

 このような ローマ人の 聖戦論 は
 カルタゴの
 徹底破壊と
 残虐行為によって、
 そのまやかしが 暴露された

 ( まやかし。全く今の アメリカが
 思い浮かぶ
 イラクでの行為 は
 世界から ユニラテラリズム と
 非難された
 結果的に独善的気配が・ )

 カルタゴの破壊と
 その歴史からの 消滅は
     ローマの不名誉な 非人道性を
        暗黙のうちに あかしている

 小スキピオ・・
   「 いつの日か ローマも同じ運命に 会うであろう 」

 (参考)
 カルタゴ:イタリアのシチリア島を挟んだアフリカの国。

 紀元前820年頃や紀元前814年頃に
 夫々建国されたという記述あり
 裏付けはない
 670年~683年にかけて再び攻撃を受け
 陥落した。

 第一次シチリア戦争:紀元前480年・540年。
 第二次シチリア戦争:紀元前405年・398・409・397・340
 第三次シチリア戦争:紀元前315年・311・310・307
 他、
 戦争の経歴は 多数
  戦争の中に 歴史がある感じ
  「 慢性的戦争状態 」 という 言葉が

 また、
 「地中海世界」 の 
 「 中心」たる
     ギリシア・ローマ文明社会 は
 周辺蛮族世界の 収奪の上に
 その存在が
 可能となったと
 総括の 言葉が言える。

 そして
 ローマ帝政期は
 皇帝権力の専制化が
 特に
 はなはだしく
 自由が
 圧迫され
 他方では
 美徳が忘却されて
 道徳的頽廃が
 蔓延している  暗黒の時代であった

 権力におもねり
 暴君から身を守るために
 友人を裏切り
 自分の快楽を 追い求めて
 他人の妻をすら奪う
 そういう事が日常化している 時代であった

 掠奪し
 殺戮し
 強盗する事を
 彼らは、「支配」という
 偽りの名で呼び
 人すまぬ荒野を作ると、
 そこを彼らは 「平和」 と名づける
 ローマの側にも
 われわれの最も愛する子供や大切な肉親が、
 「 ローマが課した徴兵制度で奪われ・・・」
 嘆きの声が満ちていた

 参考資料 : ローマはなぜ滅んだか (講談社現代新書)
        Wikipedia、ほか

2011年8月23日火曜日

武士は食わねど高楊枝

 題 : 武士は食わねど高楊枝

☆「 武士は食わねど高楊枝 」 
            おお、君たちは良く言うた・・・
 
 地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、声聞、縁覚、菩薩、仏 : 十界

 君たちは、餓鬼界を 脱っしていたのか・・・

 文明の発達が相手より 少し遅かったという、
 ほんの少しの理由が・・・・
 嗚呼・・・

 反抗する手立てを 持たない人たちの
 南米という地において、
 降って湧いた様な ことに、
 とまどいと驚きの人たちに 対し、

 自分たちの欲を 達成しようと、
 欲情を 露骨に 現わし、
 他人の富、
 痩せた土地を耕したりして、極貧の中をやっと貯めた富、
 その富を 横取りする、

 さまよう 餓鬼界から、
 収奪の心をおこし、
 殺戮の限りを 実行してしまう、
 奪い取りの 地獄界へ 落ちていく、

 言語を 絶する、
 表現手段もない 極悪の極の 行為を、
 長い間、反省なく、
 何十年も、
 その 地獄界を、
 ばっこし、
 彷徨し 続け、
 全てを 殺して、
 やっと 自分を、取り戻す 者たち・・・キリスト教聖職者ら。

☆是非、岩波文庫の
  「南米の愚行・インディアスの破壊についての簡潔な報告」
                 ラス・カサス著     
                     をお読みください。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
☆後日談、
   ・・・本当につらくなる後日談を この本を読んだ後
                         見つけた。
 収奪した金などは、
         そのすべてを王たちへ出さず、
 私のものとして 持ち去り・・・・
          私腹を肥やして、優雅な生活をしたとの事。

2011年8月22日月曜日

「 風の生まれる地 」の できごと

題:「 風の生まれる地 」の できごと

☆「 キリスト教の蛮行 」 
 「風の生まれる地」 と言われる
 南米最南端の地に居る 小民族は、
 かつて6000人いたと 言われているが、・・・

 この地球最南端の 僻地の 原住民・
 この様な 小民族にまでも、
 『 インカ文明の人々を絶滅させた
   キリスト教徒 と 
   彼らと行動を共にした キリスト教聖職者達 』 が
 やって来ていた事を、
 テレビで 確認した。

 インカなどの南米はおろか、
 中米、
 北米・メキシコ 
 および 周辺離島など、
 あらゆる場所で、
 やりたい放題の 殺戮を しまくった
 キリスト教徒の 極悪な虐殺・
 殺戮行為が、
 今・現在、この民族に

 「 絶滅 」という
 復活の不可能な
 状況に置いている。

 生き残った方たちだけでは、
 民族を維持し、
 かつ、
 かつての様に復活する事が
 できないという状況で
 推移してきて、
 絶滅寸前に
 なってしまった という事。

 民族最後の方が、
 「 母から
 私たちは
 日本から来たと
 教えられていました 」
 という言葉が・・・・・。
    (平成22年1月3日、テレビ朝日、
           番組名:地球の目撃者・風の大地へ)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
☆ キリスト教の犯した罪・蛮行について、
 もっとお知りになりたい方は、

 「南米の愚行・インディアスの破壊についての簡潔な報告」
          岩波文庫  ラス・カサス著  を。

 殺戮の限りを尽くした キリスト教徒と 行動を共にしたキ
リスト教聖職者が「このままでは天に召されない」 と
 老齢になって やっと
 本国に報告した書 です。
 時はもう 50年を経ていました。
 殺戮をしまくった 後でした。
 南米・北米・中米そして離島の各地は
 絶滅の状況、
 その驚嘆の 殺戮人数などが
 記されています。

 報告を受けた
 本国の王 および その関係者などは
 絶句、
 すべてを 聞けずに、
 まず報告に マトメなさいが
 本書。

2011年8月21日日曜日

抜き書き・・平和維持・・・

 ☆題: 《抜き書き・・平和維持・・・》: 

・米国が「世界の警察」を任じられなくなった時、日本は?

・景気低迷で疲弊する米国。 

・横浜でオバマ大統領と会談した菅首相は、思いやり予算の
削減が頭にあったが、逆に大統領から「増額」を求められた。

・厳しい見方の米国議員、
 その1:中国の軍事的脅威が増すのに、日本は米軍のあり
がたみが分かっていない。 

 その2:沖縄の1万5000人の海兵隊員が中国に上陸して、
何百万もの人民解放軍と戦うなんて誰も思っていない・・と、
在日米軍の大規模な撤収を提唱。
 
・米国の2010会計年度の赤字、約135兆円。
 
・アフガニスタン戦費の重荷。 

・米国議会の本音:地球の裏側まで面倒を見切れない。
 
・オバマ大統領は、今のところ、アジアへの軍事的方向性は、
強める方向。
 しかし、厳しい財政から続けられるかに大きな疑問符が
周囲に・・。 

・北朝鮮とは事を荒立てたくないという心持ちか?
 
・米国防総省のラパン副報道官の言葉:在韓米軍を増強する
予定はない。
 
・米軍のある幹部の言葉:北朝鮮の軍事施設を空爆するのは
簡単だが、中国がどう反応するかが分からない。
 軍事行動はあり得ない。
 
・危機管理が専門のユーラシア・グループのイアン・ブレマ
ー社長の言葉:
 北朝鮮はソウル攻撃以外の挑発ならば反抗はないと算段し
ているとみえる。 

・長引くアフガン戦争、長引く景気低迷で、疲弊する米国。
               (参考:日経2010・12・2)