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2011年9月1日木曜日

近代の最先端科学は、『キリスト教の間違い』を証明した

近代の最先端科学は、『 キリスト教の間違い 』 を証明した

☆地上に神は存在しないというキリスト教の教えは、
 近代思想の基礎を築いた。
 近代の思想家たちは、
ヒエラルキー・統治・闘争の必要性を唱えるキリスト教の教えを受
け継ぎ、それを科学的に証明した。
 しかし、21世紀が近付くにしたがって、そうした思想には欠点
があるばかりか、科学的根拠も薄いことが分かってきている。
       (キリスト教暗黒の裏面史212頁 徳間文庫)
 (注)ヒエラルキー:ピラミッド型階層性・序列 

☆キリスト教のヒエラルキーは、
 神を頂点として、組織の構成要素すべてに優劣をつけて分類する
という考え方である。
 しかし、近代哲学者の思想は、現実は、たわいもない偶然の出来
事から成り立っているのであって、大きな意識によって意図的に生
み出されたものではない、という考え方である。
 多くの者は、今ではこう考えるようになっていた。
 神の意志に目を向け、それを理解しようとしても、真理は見つか
らない、と。
 機械的な宇宙の小さな要素を分析してこそ審理は見つかるのだ、と。
 宇宙が神の干渉を受けずに動いていることが科学的に証明されて
いる(同 214頁)

☆キリスト教は、自然界に神聖なものはないと考えている(神の居
る天のみが神聖である、と)。
 キリスト教のイデオロギーから生まれ、近代思想家によって証明
されたさまざまな思想は、20世紀末を迎えた今では、科学的根拠
に欠けることが分かってきている。
 キリスト教の教義に関わった古典物理学には宇宙観を語れるほど
の知識がなかったことが明らかになった。 (同 223頁)

 1例として、ニュートンは、十分な情報を与えられれば、出来事
の結果を正確に予測できると思っていた。
 だが、量子力学によって、人間に分かるのは結果の「確率」にす
ぎないことが明らかになった。
 矛盾のない物理学を打ち立てようとしてきた科学者たちは、現実
のすべての物事について論理的に説明するのは不可能だと、自らの
発見によって認めざるを得なくなった。
 波動関数の研究をしていた科学者たちは 物質界が「心的」でも
あり、また「物的」でもあることを発見した。
 キリスト教の天地分離説を裏付けるものとして、古典科学者たち
は精神と物質が分離していることを証明してきたが、それは科学的
な真実ではなかった。 (同 224~5頁)
 (キリスト教の間違いを確認する結果となった)

☆『量子力学の理論が正しいとすれば・・文字通りの物質界などと
いうものは存在しない。
 この結論は、それが存在しないかもしれないというような、あや
ふやなものではなく、その存在をきっぱりと否定するものである  
  (同 224~5頁)

☆近年の科学者たちの功績によって、(ニュートンなどの)古典論
が科学的根拠の薄いものだったことが分かってきたのである。
 近代の科学的方法、すなわち、構成要素を細かく分析して、キリ
スト教的なヒエラルキーに当てはめるという方法も、今では考えな
おされている。
 近年の科学によって分かってきたことがある。
 それは、要素を分析するだけではなく、要素の全体的なつながり
もあわせて考えれば、真理により近づけるかもしれない、というこ
とだ。   (同 226~7頁)
 
 ( 仏教は全くすごい。仏教の教義が、最先端の近代科学で正し
いことが証明されて来ている。仏教の教義の一つを例に、『一切衆
生、悉有佛性:(いっさいしゅじょう、しつうぶっしょう)・・・
 この世のあらゆる生きとし生けるものは、ことごとく皆、佛性(
佛の性質、佛と成り得る資質)が備わっている。そうした生きとし
生けるものでもって宇宙は構成され、すべて(万物)が繋がり、時
は流れている。そのつながりの中で育んで行く』・・・この定義さ
れている仏教の考え方・教義が上記の近代科学の考え方と全く一致
している。そして、キリスト教の教義・考え方は間違っている事が
分かってきたと言われている)

☆今まで私たちは、キリスト教の恐ろしい歴史を見過ごしてきた。
 キリスト教の教えをさまざまな角度から検証する事もなかった・・
 気づくだろう。神は恐れと絶対服従を求める存在だ、と。
 教え込むことは、人間の精神を繰ることにほかならない、と。
 性差別主義・民族主義・全体主義の根底には、
 唯一至高神への信仰がある。   (同 238~9頁)

☆多様性や自由、人間の尊厳を重んじる世界へと突き進んで行け。
 そうすれば、人類が自由に人道的に生きていくという理想を揚げ、
夢に向かって羽ばたくことができる。   (同 238~9頁)

(方向性は多神教にある事が確認され、それが正しい方向性だと分
かってきた) 
(また最近、次の確認をした。来日された前パリ・ソルボンヌ大学
総長が上記考えと同じ発言をされていた。
 多様性の中に人類の未来があり、各多様性さの中に神聖さがあり、
オリジナリティがある・・・など)

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